今後について

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初めましての方は、初めまして。新潟県新発田市在住の松下昌史です(2023年4月24日現在)。
私は、ついこの間まで統一地方選挙(新発田市市議会議員選挙)に出馬し、そして昨夜、落選いたしました。

まず、新発田の未来を憂いて私に票を託して下さった346名の新発田市民のみなさま本当にありがとうございました。そしてご期待に添えず誠に申し訳ございませんでした

ここでは、出馬に至った経緯と今後のことを含めて正直な気持ちをお伝えできたらと思います。

目次

出馬に至った経緯・これまでのこと

私の出身は東京です。当然新発田市にゆかりはありません。きっかけは、たまたま新発田市で「中間支援組織」の職員募集があったというだけでした。ただし、移住するからには、国からの復興支援金が入った宮城や福島ではなく青森秋田三条や燕を除く新潟県など、できるだけ条件の悪い地域に移住し、地域の再生・活性化を行い、地域経済を好転させると決めていました。

新発田移住前

大学時代から、「何か社会にとって意味のあることのため」に命を使おうと考えていました。自分より価値のある存在を考えたとき、真っ先に思いついたのが「自分より若い世代の幸せ」でした。私は1992年生まれなので、それ以降の若い世代には、将来の負担を残さない、というのが私の基本にありました。

日本が直面する問題の根幹に経済の低迷れに伴う貧困層の拡大があることに疑いの余地はなく、特に「魅力的な仕事がないから」「自分の可能性を殺してしまう(少数派の存在を受け入れてくれない文化・慣習)から」と若年層が地域を離れなくてはならない地方都市の惨状を変えない限り日本の再生はあり得ないと感じていました。

そこで、大学院では、産業クラスター産業集積地域イノベーション・システムといった地域産業政策に惹かれ、研究をしていました。どこかで、実際に現場に出て一プレイヤーとして社会に還元していきたいという思いは常に持っていて、ご縁があり、2018年12月に新発田に移住しました。

移住後

新発田に移住後は、中間支援組織の職員として「自治会・町内会」を中心とした市民活動団体への広報活動、事業推進の支援業務に従事。

学生時代、福祉分野に関する講義はほぼ受けておらず、捨て分野でしたが、行政が提供する住民サービスの根幹を自治体・町内会が担っていることその制度に限界が生じていることを知り、今ではこの領域も、私がどうにか解決したい問題の一つとなっています。在任中に私が一貫して携わった地域防災に関する事業(「避難行動要支援者『個別避難支援計画』の策定」)は、別府モデルに匹敵する全国レベルの好例だと自負していますので、時間をつくりしっかりと研究論文としてまとめ全国に共有いたします。

ところが、人事異動に伴い、中間支援も方針が変わり、私は従来の自治体・町内会支援、地域防災から「学校教育機関との連携促進」が仕事となりました(佐々木中学校での探究学習導入教材の提供ほか)。徐々に中間支援組織の支援内容も形骸化していき、私が辞める際には、助成金をばら撒くだけの団体になっていました。

一度は東京のインキュベーション関連の会社から内定をもらい入社手続きを進めていたものの、何もかもが中途半端になってしまったことがあまりにも悔しく心残りで退職してからお世話になった人と一緒に活動して行く中でどうしても残りたいという思いが強まり入社を辞退し新発田に留まる決断をしました

新発田へは、地域経済の活性化を通じて若者の人口流出を抑制する、という思いで移住し、そして留まったため、その思いを形にするために出馬しました。それで受け入れられたなら良し。新発田市民に拒絶されたなら、このまちでの私の存在はそこまでなのだと考え、未練を断ち切ることにしようと考えていました。

今後のこと

上述の通り、自身が新発田に移住したこと担当業務を完遂させることなく任期が過ぎたことの「けじめ」として出馬しました。このため、後のことは何も考えていませんでした。

仕事と地域活動を両立できるか否かは難しい部分もあり、2月末に一度退職しています。今は、1日2〜3時間程度、バックオフィス業務に就いておりますが、一度退職をしている特殊な状況のため、いつまで勤務できるかわからない状況にあります。

選挙活動の中で応援してくさりお世話になった方との関係や、匿名で「将来は市長になってほしい」「新発田を見捨てないでほしい」と期待してくださる声もあり、結果を残すことができず、非常に申し訳ないです。

新発田に留まり、何かしらの活動を続けていきたいという思いがあるものの、自分のこれまでの経験を発揮できる仕事をこのまちで見つけること、見出すことができるのか、現時点では自信がないというのが正直な気持ちです。

これからのことは、まだ何も決まっていません。

新発田のためである以上に私自身のためになってしまうのですがこんなことをしたいけど自分の力だけでは難しいということも発信できたらと思います。もし応援・ご協力していただける方がいると嬉しいです。

もしご不明な点やご質問等ございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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